畳のお手入れ方法とは?注意点やおすすめ掃除頻度についても解説!
畳はよい香りと凛とした雰囲気で、私たちのこころを穏やかにしてくれる素敵な空間をつくり出してくれるアイテムです。そんな畳ですが、みなさん、畳のお手入れや掃除の仕方は知っていますか?そしてどのくらいの頻度で掃除をするのか知っていますか?今回は、畳のお手入れ方法や掃除方法とその頻度を見ていきましょう。
畳のお手入れ方法
畳のお手入れをする時はどのような方法で掃除をするのでしょうか?雑巾で拭く、ほうきで掃く、掃除機をかける、ご自宅ではさまざまな方法でお手入れされているかと思います。畳のお部屋がある人も、そうでない人も、正しいお手入れ方法を知って、畳を長持ちさせましょう。
■雑巾で拭く
一般的によく知られているのが畳を雑巾で拭く掃除方法です。畳を雑巾で拭くのは昔から行われている通り、正解になります。しかし、注意することがひとつあります。それは雑巾を水で濡らしてはいけないということです。畳を拭くときは乾拭きが基本となるので覚えておきましょう。月に1回程度でしたら水拭きしても大丈夫です。その際は雑巾をしっかりと絞ってから拭くようにしましょう。また、水拭きが終わったら乾拭きや換気を行いましょう。
■掃除機で掃除をする
掃除機は基本的には使用しない方がいいですが、雑巾で毎日拭くのも大変です。その場合は掃除機をかけるものありです。掃除機をかける際は、畳モードがある場合は畳モードで掃除機をかけましょう。畳モードがない場合はやさしくかけてあげましょう。ほこりを取りたいからといって普段通りにしっかりと強くかけてしまうと、畳を痛める原因になりかねません。思わぬところで傷つけてしまうかもしれません。そのため、掃除機を使用する際はやさしくが基本になります。
■ほうきとちりとりで掃除する
大きなほこりやごみがある場合、ほうきとちりとりを使って掃除をすることも正解です。その場合、雑巾と併用するとなおよいでしょう。ほうきを使用する際も畳の目に沿って行いましょう。畳の目に沿うことでほこりやごみが取りやすくなります。また、畳に塩をまいて掃除する方法も昔から行われており、液体のものをこぼした時や、湿気をなくしたい場合に活用できるのでぜひ試してみるとよいでしょう。
■シート類で掃除をする
近年、さまざまな掃除用具が売り出されていますが、その中でもドライシートを利用するのもひとつの手です。ドライシートでさっと拭けば簡単に掃除を終わらせることができます。掃除後の後片づけも簡単で、雑巾とは違い、洗ったりする手間がないので手軽にお掃除ができます。最近では、畳専用のお掃除シートも発売されているのでそれを使用して掃除をするのもおすすめです。専用のシートは防虫効果やダニ除け、防カビ効果があるものなど、さまざまな種類があるので、畳の状態や環境をみて必要なものを使用しましょう。
畳をお手入れする際に注意するべきポイント
畳をお手入れする時には注意するポイントがあります。ひとつ目は乾拭きをすることです。水拭きを頻繁にしてしまうとカビを発生させてしまう原因になるため、基本的には乾拭きを行いましょう。ジュースや食事などどうしても乾拭きでは対応できないとき以外は乾拭きでお手入れをしましょう。
ふたつ目は、掃除の際、畳の目に沿って掃除を行いましょう。畳の目と違う方向で掃除を行ってしまうと、きれいになるものもきれいになりません。そのため、畳の掃除を行う際は畳の目に注意して掃除をしましょう。また、水拭きでの掃除後は必ず空気の入れかえをして畳を乾燥させるか、乾拭きをして畳から水分を取っておきましょう。余分な水分があることで、カビや痛みの原因になります。注意しておきましょう。
畳はどれくらいの頻度でお手入れするべき?
では、畳の掃除はどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか?掃除しすぎても畳が悪くなりそうですが、掃除しなさすぎて汚いのも嫌ですよね。
まずは、自宅のどの部分に畳があるのか見てみましょう。部分的に少し使われている程度でしたら、毎日掃除しても苦ではないですし、使用しないのであればたまに掃除する程度で大丈夫です。居間に畳がある場合は、基本的には毎日の掃除がおすすめです。ほこりや垢、食べかすなど畳にはよくないものになります。ダニの温床になってしまう場合もあるので、こまめに掃除をしましょう。
また、畳の部屋が別室にあり、頻度が少ない場合は、1週間に1回程度の掃除で大丈夫でしょう。季節にもよりますが、適度な換気は行ったほうがよいでしょう。温度と湿度は畳の大敵になります。また、紫外線や家具の重さも大敵になるので注意しましょう。また、畳は3年~5年で裏返しをするのが一般的です。張替えは7年~10年を目安に行いましょう。
畳は一見、お手入れが難しそうに思いますが、そんなことはありません。雑巾での掃除も乾拭きなのでさっと拭くことができるうえ、ドライシートを使えば体勢も楽なまま掃除をできます。また、忘れがちな換気や湿気対策は注意をし、裏返しや張替えを目安に交換していくとよいでしょう。畳の大敵の湿気とダニは油断すると発生してしまうので、気にかけておきたいものです。適切なお手入れとお掃除で畳は長持ちをしるうえ、掃除が適切に行き届いた畳で過ごすのは、気持ちよいものです。畳がある生活を快適に素敵に過ごしましょう。