6畳・8畳での畳張替えの価格・費用はどのくらい?
もしこれから畳の張替えを考えている人であれば、費用の相場を把握しておくことで、さまざまな畳業者の比較に役立ちます。実際にサービスを利用するときは、費用だけではなく納期やサービス内容なども確認することが大切です。今回は、6畳と8畳の部屋のサイズで畳の張替えを行う場合、どれほどの費用がかかるのかを解説します。
6・8畳で畳の価格はいくら?
早速、6畳や8畳の広さで畳の張替えをする場合、どれくらい費用が掛かるのか紹介します。ただし、1畳あたりの価格となっているので、枚数が増加するほど費用は高額になります。
費用の相場
一般的に張替えは、1畳ごとの価格設定になっています。そのため、費用をできる限り抑えたいときは、損傷が目立つ部分のみ張替える方法をおすすめします。国産の最上級のイ草を使用した畳の場合は1畳およそ1万2,000円、中級品の場合は1畳およそ8,000円~1万円、下級品の場合は1畳およそ7,000円となっています。業者によって料金が異なり、安いものから高額なものからまで幅広い種類の畳があります。
6畳の場合
6畳のお部屋の場合、7,000円×6畳=約4万2,000円ほどであり、国産の最上級のイ草を使用した畳の場合は、およそ7万8,000円になります。
8畳の場合
もし8畳のお部屋の場合、7,000円×8畳=約5万6,000円ほどであり国産の最上級のイ草を使用した畳の場合は、およそ10万4,000円になります。このように、お部屋が広いほど料金差が大きく異なるため、慎重に検討しましょう。
畳の張替えにかかる費用が業者によって異なるのはなぜ?
畳の張替えといっても、業者によって費用が異なります。なぜ、畳の張替えという点は同じなのに、これほど費用がことなるものでしょうか。解説します。
表替えと新畳で費用の相場が異なる
畳の張替えといっても、張替え作業の内容が同じというわけではありません。人や物に触れている部分だけが傷んでしまったときや、一部分だけ色褪せてしまった場合は、表替えのほうがよいでしょう。あまり使用年数が経過していないときは、表面のみ交換することで、無駄な出費を防げるからです。
しかし、使用年数が長くて表面のみ交換するだけではなく、すべて交換した方が好ましいと判断したときは、新畳が好ましいです。費用の負担を軽減したいときや、使用年数が短い場合に有効です。ダメージが蓄積されている畳を一新することで、ダメージが深くなるのを防止できます。ただし、費用が高額になるので注意しましょう。
裏返しという方法もある
畳表を裏返しにして張替える方法もあります。こちらは、新しい畳を準備する必要が無いだけではなく、表と裏を返すだけなので費用の負担を軽減できます。こちらの相場は1枚およそ3,500円~となっています。一度も畳の交換をしていない場合や、2~3年経過したときに試してみましょう。
業者により費用の相場が異なる
老舗の畳屋のみならず、リフォーム事業でも取り扱っていることが多いです。しかしリフォーム事業は高価になる傾向があります。とはいえ、材料費や人件費は業者によって異なるので、サービス内容を比較してから業者を決定しましょう。
畳の種類によっても費用は変わる
自分がどのような種類の畳を求めているのか明確にしましょう。可能であれば、業者に商品を見せてもらいましょう。
費用の相場
下級品は1畳およそ6,000円、中級品は1畳およそ8,000円~、上級品は1畳1万2,000円~となっています。どのような畳も同じ値段ではありません。畳にも上級品とそうでないものがあります。たとえば賃貸マンションは、次々と入居者が変更するため、交換頻度を考慮して費用を抑えたものを使用しています。反対に、高級旅館やホテルなどでは、国産のイ草を使用した上級品を使用することで、顧客に高い満足感を与えています。
縁なし畳
近年人気を集めているのは、縁がない畳です。畳縁がないため、引っかかって転ぶといったことがなく、和モダンの寝室などに使用できます。すっきりとした畳で広々とくつろぎたいという人は取り入れてみましょう。ただし、割高になる傾向があります。半畳サイズでおよそ1万円~、表替えでおよそ7,000円~となっています。
中国産の畳
中国産の畳は、安価で交換してもらえるのがメリットです。短納期でも1畳およそ5,000円からという安さです。とくに、賃貸マンションなどで使用されています。ただしクオリティとしては粗悪品が混じることがあるため、国産の方が安心ともいえます。
まとめ
今回は、6畳や8畳における畳の張替え費用や、業者によって費用が異なる理由などを解説しました。畳の費用のみならず、サービス内容が異なるため、自分が求めているサービスを提供してくれる業者を選択してください。納期、サービス内容、得意分野などが異なるので、サービスを利用する前に見積もりを依頼してください。そして、サンプルや写真などを確認できる業者や、こちらの要望に耳を傾けてくれる業者であれば安心でしょう。