畳はメンテナンスが大事!裏返し・表替え・新調をそれぞれ解説
畳を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。この記事では、畳の裏返し、表替え、そして新調について解説します。畳の裏返しは3~5年ごとにおこない、表替えは7年後が目安です。そして、畳を新調するのは購入から20年後が一般的です。それぞれの作業のポイントや効果的なタイミングについて、詳しくみていきましょう。
3~5年でおこなう畳の裏返し
長寿命である畳も使用していくうちに徐々に傷んでいきます。
畳が傷む原因として、掃除機での畳の掃除や畳の部屋でのファンヒーターの使用、梅雨時の湿気などが挙げられます。掃除機の強い吸引力や、ファンヒーターからでる熱風が直接当たることで畳が傷む他、湿気が畳に吸収されてカビや劣化を引き起こすのです。
そして、そんな畳の劣化を防ぐためには定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、メンテナンスのひとつである裏返しについて解説していきます。
時期の目安
畳の裏返しの時期の目安は、一般的には畳を購入してから約3~5年後です。
このタイミングでおこなうことで、畳の寿命を延ばし、床の清潔さと快適さの維持ができます。
方法
畳の裏返しは比較的簡単におこなうことができます。
畳床はそのままで、畳表を裏返し、畳縁を新しく付け替える方法が一般的です。畳表を裏返すことで、床にかかる圧力を均等に分散させ、畳の劣化を防ぎます。また、畳縁を新しく付け替えることで、外観も美しく保つことができます。
メリット
畳の裏返しをおこなう主なメリットは、新しい材料をほとんど使用しないため、メンテナンス費用が安価であることです。
畳の裏返しは、畳全体を新調するよりも費用対効果が高い方法といえます。また、定期的な裏返しにより、畳の寿命を延ばし、清潔で快適な環境の維持ができます。畳の裏返しは、畳を長持ちさせ、清潔で快適な生活空間を保つために欠かせないメンテナンス作業です。
定期的におこなうことで、畳の寿命を延ばし、コストを抑えながら快適な生活を送れます。
畳の表替えは購入から7年後が目安
次に畳の表替えについて解説していきます。
時期の目安
畳の表替えの適切な時期は、畳を購入してから約7年後です。
この時期に表替えをおこなうことで、畳の寿命を延ばし、床の清潔さと快適さの維持ができます。また、裏返しを行った後、さらに5年程度経過した場合も表替えの検討が推奨されています。
方法
畳の表替えは、畳床をそのままにして、畳表と畳縁を新しく付け替える方法でおこないます。
畳表を新しくすることで、畳が新品のように生まれ変わるのです。また、畳縁も新しくすることで、お部屋のイメージチェンジにも繋がります。表替えをおこなうことで、畳の見た目だけでなく、使用感もリフレッシュすることができます。
メリット
畳の表替えをおこなう主なメリットは、畳が新品のように生まれ変わり、お部屋のイメージチェンジにもなることです。
古くなった畳を新しいものへの交換で、床の清潔さや快適さを保ちながら、お部屋の雰囲気を一新できます。また、定期的な表替えにより、畳の寿命を延ばすこともできます。
畳の表替えは、畳を長持ちさせ、お部屋の雰囲気を一新するための重要なメンテナンス作業です。定期的におこなうことで、清潔で快適な生活空間を保ちながら、畳の寿命を延ばしましょう。
畳新調の目安は購入から20年
畳は裏返しや表替えなどの定期的なメンテナンスをおこなうことで、長く使用できますが、やはり一定の年月が経過すると、新しい畳への交換が必要になります。
最後に畳の新調について解説します。
時期の目安
畳の新調の適切な時期は、畳を購入してから約20年後です。
この時期に新しい畳と交換することで、床の清潔さと快適さの維持ができます。畳が20年以上使用されると、畳床が劣化している場合や畳に隙間ができてしまった場合があり、それらの問題を解決するためにも新しい畳への交換が適しています。
方法
畳の新調は、古い畳を処分し、新しい畳と交換する方法です。
畳の交換で、畳床の劣化や隙間の問題を解決できます。また、素材や色、割り付けの変更をおこなうことで、お部屋の雰囲気を一新できます。新しい畳を選ぶ際には、お部屋のインテリアやライフスタイルに合わせて適切な素材や色を選ぶことが重要です。
メリット
畳の新調をおこなう主なメリットは、畳床が劣化している場合や、畳に隙間ができてしまった場合の根本的な解決に繋がることです。
また、素材や色、割り付けの変更でお部屋の雰囲気を一新できることもメリットでしょう。新しい畳と交換することで、清潔で快適な生活空間を保ちながら、お部屋の雰囲気を新たにできます。畳の新調は、定期的におこなうことで、快適な生活空間の維持に繋がるのです。
まとめ
畳の長寿命を実現するために不可欠なメンテナンス作業には、裏返し、表替え、そして新調があります。畳の裏返しは3~5年ごとにおこない、畳の寿命を延ばし、清潔で快適な床を維持します。次に、7年後には畳の表替えを検討し、畳を新品同様に生まれ変わらせます。そして、購入から20年後には畳の新調が必要とされます。これにより、畳床の劣化や隙間の問題を解決し、お部屋の雰囲気を一新することができます。定期的なメンテナンスをおこなうことで、畳の寿命を延ばし、清潔で快適な生活空間を維持しましょう。